CMSのバージョンアップ、更新の手順や注意点を分かりやすく解説

「CMSのバージョンアップを実施する必要はある?」
「CMSのバージョンアップにかかる費用はどれくらい?」
という疑問をお持ちではありませんか?
本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・CMSのバージョンアップが必要な理由
・バージョンアップにかかる費用
・CMSをバージョンアップする際の注意点
の順番に解説していきます。
CMSのバージョンアップを検討している方に役立つ内容です。
手順について理解を深めて、効率的に作業を進めていきましょう。
目次

CMSバージョンアップの必要性
CMSのバージョンアップの必要性は、下記の4点が挙げられます。
- ・セキュリティ向上
- ・新機能の利用
- ・パフォーマンスの向上
- ・サポートの継続
それぞれについて、バージョンアップが重要な理由を紹介します。
セキュリティの向上
CMSのバージョンアップが必要な1つ目の理由は、「セキュリティの向上」です。
デジタル製品やサービスを使用する際は、セキュリティリスクについて常に考える必要があります。
例えば、悪意のあるハッカーがサービスの弱点を見つけ、セキュリティ攻撃を行うといったリスクです。
このような問題が発生した際は、CMSの運営元が対応し、新しいバージョンが実装されます。
つまり、CMSをバージョンアップしないと、問題が改善されていない状態のサービスを使用することになるのです。
新機能の利用
CMSをバージョンアップすべき2つ目の理由として、「新機能を利用できるようになる」点が挙げられるでしょう。
CMSなどのITサービスは、常に新しいテクノロジーを取り入れて、日々変化しています。
そのような中で、新しいバージョンのCMSには、これまで実装されていなかった新たな機能が追加されることがあるのです。
新機能を利用することで、コンテンツ管理が効率化する可能性もあります。
パフォーマンスの向上
CMSのバージョンアップが求められる3つ目の理由は、「パフォーマンスの向上」です。
CMSをアップデートすることで、Webサイトの読み込み速度が早くなります。
Webサイトの表示スピードが遅いと、ユーザーにストレスを与えてしまい、離脱率が高まってしまいます。
そこでCMSをバージョンアップすることで、サイトの読み込み速度が向上し、ユーザーにとって使いやすいWebサイトを目指せます。
サポートの継続
CMSのバージョンアップを行った方が良い4つ目の理由は、「サポートを継続的に受けられる」点です。
CMSの運営元の中には、新しいバージョンに対するサポートは行っているものの、古いバージョンのサポートは実施していないというケースも少なくありません。
トラブルが生じた際に迅速に対応してもらうためにも、バージョンアップを定期的に行う必要があるのです。
中には、新しいバージョンが発表されたら、1日以内にバージョンアップをすると決めている担当者も見受けられます。
CMSのバージョンアップにかかる費用
それでは、CMSのバージョンアップにはどれくらいのコストがかかるのでしょうか?
1ヵ月に1回更新する場合、CMSの管理・更新費用は「5,000円〜10,000円」程度です。
バージョンアップの費用は、搭載されている機能やライセンスの有無によっても変わってきます。
自社が契約しているCMSでは、バージョンアップ時にどれくらいのコストが発生するかを確認することが大切です。
ちなみに、CMSのバージョンアップ以外に、ホームページの維持費には以下のコストがかかります。
- ・サーバー費用
- ・ドメイン費用
- ・SSL費用
- ・コンテンツ制作費用
- ・広告費用
- ・トラブル対応費用
- ・SEOなどのコンサルタント費用
- ・CMSの利用料
CMSバージョンアップの手順
CMSのバージョンアップは下記のプロセスで進めていくと良いでしょう。
- ・事前準備
- ・データのバックアップ
- ・新バージョンのインストール
- ・動作確認と調整
以下で、CMSにおけるバージョンアップの手順を紹介します。
事前準備
まずは、更新内容を事前に確認することが大切です。
小規模なバージョンアップであれば、更新内容を細かくチェックする必要はありません。
しかし、大規模なバージョンアップの場合、修正箇所が多いので修正漏れが発生しやすくなります。
さらに、スムーズに作業を進めるためにも、管理画面へのログイン情報についても確認しておきましょう。
データのバックアップ
CMSをバージョンアップする前に、データのバックアップを取っておきましょう。
バックアップを取っておくことで、トラブル発生時に対応しやすくなるためです。
例えば、ホームページ更新後に問題箇所が見つかったとします。
そのような場合は、以前のバージョンで原因を探る必要があり、バックアップがないと対応に時間がかかってしまうのです。
他にも、作業の途中でホームページが表示されなくなる、エラーが出てしまったなどのトラブルが発生する可能性があるため、バックアップを取っておくようにしましょう。
新バージョンのインストール
バックアップが取れたら、続いては新バージョンのインストールを行いましょう。
インストールするには、以下の準備が必要です。
- ・インターネット環境とパソコン
- ・CMS管理画面のURL
- ・CMS管理画面のログイン情報(IDやパスワードなど)
管理画面から指示に従って、新バージョンをインストールしましょう。
動作確認と調整
新バージョンのインストールが完了した後は、動作確認と調整を行います。
ホームページが通常通り表示されるか、クリック等の動作に問題はないかなど、細かくチェックしていきます。
事前にチェック項目を用意しておくと、スムーズに確認作業を進められるでしょう。
他にも、CMSをバージョンアップする際に注意すべきポイントは存在します。
以下で注意点について詳しく確認していきましょう。
CMSバージョンアップの注意点
CMSをバージョンアップする際の注意点は以下の4つが挙げられます。
- ・バージョンアップのタイミング
- ・互換性の問題
- ・データ損失のリスク
- ・SEOへの影響
以下でそれぞれについて確認していきましょう。
バージョンアップのタイミング
CMSをバージョンアップするタイミングに注意しましょう。
特にリニューアルのタイミングでのバージョンアップはおすすめできません。
例えば、ユーザーの流入が減った場合に原因がわからなくなるためです。
バージョンアップにかかる時間、バージョンアップによる影響などを踏まえた上で、最適なタイミングでバージョンアップを行いましょう。
互換性の問題
CMSをバージョンアップをする際は、互換性についても認識しておく必要があります。
例えば、古いバージョンのCMSと新しいデバイスとの互換性がなく、ホームページが正しく表示されないといった事態に陥ります。
他にも、プラグインやテーマとの互換性がないケースもあるので注意してください。
データ損失のリスク
データ損失のリスクも、CMSをバージョンアップする際に注意すべきポイントです。
バージョンアップの作業が正しく行われなかった場合、作業途中でデータが失われてしまうリスクがあります。
こういった事態に備えるためにも、先述した通りバックアップをしっかりと取っておくことが重要です。
バックアップを取っておけば、データが失われることなく、トラブル時も速やかに対応できるでしょう。
SEOへの影響
CMSをバージョンアップする際は、SEOについても考慮する必要があります。
バージョンアップにより、リンクが正しく表示されなくなったなどの事態が生じた場合、ホームページに対するSEOの評価が下がってしまう可能性があります。
バージョンアップを実施した後は、必ず動作確認を行って、ホームページに問題がないかを確認してください。
このように、CMSのバージョンアップには注意すべきポイントがいくつか存在します。
初心者の方や不安な方は外部に委託することも検討してください。
まとめ
今回の記事では、CMSのバージョンアップが必要な理由や更新にかかる費用、バージョンアップの手順、注意点について解説しました。
CMSのバージョンアップを行わないと、セキュリティリスクが高まり、ホームページのパフォーマンスが低下してしまう可能性があります。
ただ、CMSのバージョンアップを行う前にやっておくべき準備や注意点も多くあり、何から手をつけていいかわからない方も少なくありません。
不安な方は、バージョンアップの作業を外部に委託することをおすすめします。
その中でも、CMSのバージョンアップやCMSの移行などの代行サービスを展開するフェアシステムに依頼するメリットは以下が挙げられます。
- ・CMSのバージョンアップや移行の経験が豊富
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多くのCMSのバージョンアップや移行を行った実績により、移行作業中のリスクを最小限に抑えてバージョンアップを行います。
これからCMSのバージョンアップを行うが、少しでも不安を抱えている人はぜひ一度フェアシステムにご相談ください。