ホームページをリニューアルしてドメインをそのまま引継ぐ方法

・「ホームページをリニューアルしてドメインをそのまま引継ぐにはどうすれば良いのか」
・「ドメイン引継ぎの際、気をつけておくべきことはどんなことなのか」
という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・そもそもドメインとは?
・ホームページリニューアルでドメインをそのまま引き継げる?
・ホームページリニューアルでドメインを引継ぐメリット
・ホームページリニューアルでドメインを引継ぐ方法
・ホームページリニューアルでドメインを変更する場合もある
の順番に解説していきます。

それではまずは、そもそもドメインとは何なのかから記載していきます。

そもそもドメインとは?

ドメイン名はホームページの住所の役割をしており、世界中に1つしかない固有のものとなっています。

ホームページを開くときはドメイン名を入力するため、名称やサービスなど関連ある名前にしておくことをおすすめします。

ちなみに ドメイン名とは https://www.〇〇〇.×× の〇〇〇.××を指すものであり、

wwwはサブドメイン名と呼ばれており、ドメイン名ではありません。

またドメイン名はホームページのみならずメールのアドレスとしても利用されています。

 

 

ホームページリニューアルでドメインをそのまま引継げる?

それではホームページをリニューアルしてもドメインはそのまま引継げるのでしょうか。

その答えは「YES」になります。ドメインはそのまま同じものを利用することが可能です。

ただし、それはそのドメインの所有者が自分自身でないといけません。ドメインの所有者が自分ではない第3者の場合はそのままドメインが引継げないこともあります。ドメインを引継ぎたい場合は必ず自分自身でドメインを取得してその所有をしておきましょう。

 

 

ホームページリニューアルでドメインを引継ぐメリット

それではそのドメインを引継ぐメリットを具体的にみていきましょう。

 

メールアドレスやURLが変わらない

一番大きいメリットが メールアドレスやURLが変わらないということです。

メールもそのまま利用できますし、URLもそのまま利用できます。

名刺や印刷物にメールアドレスやURLを掲載していることもあるかと思いますが

その名刺や印刷物を修正する必要がありません。在庫もそのまま使えます。

また、メールアドレスなどお客さんや関係者に変更の旨を通知する必要もありません。

トラフィックを維持することができる

ドメインが変わると今までホームページにアクセスしていた人がアクセスできなくなります。新しいドメインに変わっても、その新しいドメインでアクセスしてもらえれば良いのですが、変わったこと分からなければ、そのままアクセスが途絶えるということもよくあります。ドメインが変わらなければ、今まで通りにアクセスしトラフィックが変わることはないので現状を維持することができます。

コスト削減ができる

ドメインをそのまま引継ぐことで、直接的な費用としては 新規ドメインを取得する費用、その新規取得に応じてサーバーなど各種設定を行う作業費用、名刺や印刷物などを新規で作成する費用、間接的な費用としては新しいアドレスなどをお客さんなどに連絡する事務費用などが削減できます。ドメインをそのまま利用するのはコスト面でも優れています。

ツールの再設定が必要ない

ホームページでのアクセス解析や広告の効果測定などドメインに関するツールを設定しているのであればその再設定の必要がなくなります。再設定しなくて良いので先月対比、昨年対比など過去との比較を行う際にも今まで通り行うことができます。

ドメインパワー引き継ぐことができる

ドメインパワーとは、検索エンジンからの信頼度を数値化したものになります。検索エンジンはコンテンツの質や量、被リンク、更新の頻度によって、サイト全体の評価をします。

サイト全体の評価を表す指標がドメインパワーになります。

ドメインパワーがあがると、検索エンジンにインデックスされる時間の短縮や、

上位になりやすかったりと数々のSEOにおけるメリットがあります。ドメインパワーは先ほど記載したコンテンツの質や量、被リンク、更新の頻度によって時間をかけて徐々にあがっていくものになります。

被リンクを引継ぐことができる

ホームページには数々のページやサイトからリンクされていたりします。

他のポータルサイトや企業や個人のブログやSNSなどからです。もしドメインが変更された場合明示的に案内しない限り気が付かないので、旧のドメインのまま放置されることもあります。同じドメインであればアナウンス及び先方のサイトの変更などが必要なくなり、リンク及び被リンクされた場合に発生する効果がそのまま続くため、特にSEOへの影響が低減されます。

 

ホームページリニューアルでドメインを引継ぐ方法

サーバーを移管する場合

ホームページをリニューアルする際にサーバーもリニューアルする場合がこれにあたります。この場合は具体的にはDNSサーバーのドメインの向け先を旧サーバーから新サーバーに変更する必要があります。慣れた方であれば簡単にできるのですが、あまりご経験がない方は専門の方など知見がある人にお願いした方が無難な作業にはなります

ドメイン管理会社を変更する場合

ドメイン取得会社とサーバー会社が異なる場合など、サーバーの管理会社にドメインの管理もお願いすることで、ドメインの引継ぎができる場合もあります。その場合は、まずはそのドメインが移管できるかどうか確認を行う必要があります。まず制約としてドメインの有効期限があります。登録期限日が切れているもしくは残り15日(ドメインによって最低必要日数はかわってきます。)をきっている場合には、ドメイン移管ができません。その他の制約としてはドメインやドメイン管理会社によっては申込時のWhois情報と実際のWhois情報が同じかどうかや、ドメインが紛争中でないなど各種条件が異なりますので詳細は現在のドメイン管理会社にお問合せください。次に移管に必要になってくるものとして、AuthCode(オースコード Authorization Key)が必要になってきます。これは不正なドメイン移管を防ぐ目的として、ドメインに割りあてられているコードであり、新しいドメイン管理会社への移管の申込の時に必要になってきます。このAuthCodeと必要情報及び費用を支払えば、新しいドメイン管理会社へと変更できるはずです。

ドメインとサーバー両方を移管する場合

ドメインとサーバーを両方移管する場合ですが、それぞれの移管の方法は先の項目を確認頂くとして、どちらを先に移管するかというとドメインの方を先に移管しておく必要があります。それはサーバー移管に伴いドメインの設定変更が必要になります。この設定変更ですが旧のドメイン管理会社で対応した場合、移設後にまたその設定を行う必要がある可能性が高いからです。ですのでまずはドメインの移管を行い、サーバー移管時に新しいドメイン管理会社でドメインの設定変更ができるようにしておいてください。

 

ホームページリニューアルでドメインを変更する場合もある

ドメインをそのまま使う場合のメリットなどを今まで記載してきましたが、それでもドメインが引継げない場合や逆に新しく変えた方が良い場合があります。この章ではそれぞれの項目をまとめていきます。

ドメインが引き継げない場合

まずはドメインが引継げない場合です。一番多いパターンとしてはドメインの所有者が自社や自分でない場合です。サーバー会社から提供されたドメインやWEBサイトの制作会社がもっているドメインの場合はそもそも引継げないので、新しく独自ドメインを取得する必要があります。またドメインの有効期限が切れた場合も引継げないのでこの場合は早期に有効期限の更新をしましょう。

ドメインを変更した方が良い場合

次はドメインを変更した方が良い場合です。それは今のドメインがサイトの内容にあっていない場合です。人はドメインの名称である程度サイトの内容を想像します。もちろんドメインだけではすべては判断しませんが、denkaseihinhanbaiyasuiyo のドメインがあったとして

このサイトで野菜を販売していたり、ペットの紹介をしていたりするとドメイン名と実際のサイトの内容が異なるように思う人もいると思うので、その場合野菜の販売やペットの紹介がやっているようなドメインに変更した方が良いと思います。

 

ホームページリニューアルでドメインを変更する際の注意点

この章ではやむを得ず、もしくは戦略的にドメインを変更した場合の注意点を記載していきます。

URLマッピングを行う

まずは変更になったページやURLを洗い出す必要があります。どのページが変更になったのか、そのページは今後も存在するのかしないのか。存在する場合は旧のどのページとマッチしているのか。中には新しい内容のページもあるので、どのページがどのページになっているのかはまとめておき、ページのマッピングを作成してください。

必ずリダイレクトを設定する

上記でまとめた変更になった一覧をベースにリダイレクト設定を行っていきます。

このリダイレクトですが必ず行ってください。このリダイレクトを行う意味は2つあります。一つはユーザがアクセスしてきた時に正しいページに誘導させることです。このリダイレクトがなければユーザーが正しいページを自力で探さないといけませんし、探している途中で離脱する人も存在しますので、ユーザーを取りこぼさないためにも必要になります。またもう一つはSEOの観点です。リダイレクトを行っていなければ変更前のページと後のページの関連性がわかりません。ですの変更後のページが新しいページとして認識されてしまうので今まで検索結果に表示されていたものがが急に順位をさげたり出てこなくなったりすることがあります。

Googleサーチコンソールでサイトの移行手続きを行う

最後にGoogleサーチコンソールでサイトの移行手続きを行っておきましょう。そうすることでGoogleの検索エンジンが適切な形で変更後のサイトも評価するようになります。

 

ホームページの引継ぎで困ったらフェアシステムへ

以上ホームページをリニューアルした際にドメインを引継ぐ方法を記載してきました。

ドメインはできれば引継いだ方が良いですが、それでもドメイン管理会社の変更やサーバーの変更など、技術的にクリアしないといけない課題はいくつもあり、専門家に任せた方が良い場合も多々あります。フェアシステム株式会社ではこのような引継ぎの実績も多く、数々の経験をしているので、もし何か少しでも心配事や不安点があれば、その心配事や不安点の解決にお役にたてるものと思われます。

 

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