システム開発の失敗・トラブルの原因とその対応方法を紹介

「システム開発のトラブル発生時はどう対応すべき?」
「システム開発で失敗してしまう原因とは?」

という疑問をお持ちではありませんか?

本記事では、そんな疑問の解決に役立つ内容を
・システム開発でトラブルが発生する原因
・システム開発で失敗やトラブルを防ぐ方法
・失敗に終わった未完成品システムを引き継いだ事例
の順番に解説していきます。

システム開発で失敗してしまうケースはよく見られます。
まずは原因と正しい対処法を理解した上で、制作会社への引継ぎを行うことが大切です。

システム開発が失敗やトラブルに終わる原因の具体例・事例

システム開発が失敗に終わってしまう原因はさまざまです。

以下で、具体例・事例を踏まえながら、トラブルの原因について理解を深めましょう。

内容を決めずにシステム会社がシステムの受注を行う

まずシステム開発の失敗事例として、内容が不明瞭なままシステム会社に依頼してしまうケースが挙げられます。

システム会社にシステム開発を丸投げしてしまい、システム会社側が都合の良い解釈でシステム開発を進めてしまうといった内容です。

特に営業が強い企業に多く見られる失敗ケースで、技術的な経験や知識を持っている人材が不足しており、具体的な内容を決められないことが原因に考えられます。

コミュニケーション不足

コミュニケーション不足も、システム開発のトラブルを招く原因となり得ます。

開発チーム内で十分なコミュニケーションが取れておらず、間違った認識のまま作業を進めてしまったというケースです。

例えば、国内だけでなく海外メンバーがチームにいる場合、細かいニュアンスなどを含め、プロジェクトについて共通認識を持つことが求められます。

定期的にミーティングを実施したり、進捗管理を共有したりして、コミュニケーションを積極的に取ることが大切です。

要件定義が十分でない

システム開発で失敗する原因として、要件定義が十分でないことが考えられるでしょう。

要件定義とは、システム開発をスタートさせる前に必要な機能や要求をまとめる工程です。

「システム会社に依頼すれば大丈夫だろう」といった考えで、要件定義をせずにシステム開発を丸投げしてしまうと、必ずしも期待通りのシステムになるとは限りません。

途中で大きな仕様変更が必要になると、スケジュールやコストに影響してしまうため、要件定義を明確にした上でプロジェクトを進めることが重要です。

実際に、経済産業省が紹介している事例では、要件定義が不十分であることが原因で追加費用が発生してしまい、トラブルに発展したケースが紹介されています。

参照:情報システム・ソフトウェア取引トラブル事例集

スケジュール管理ができていない

スケジュール管理ができていないと、システム開発で失敗してしまうことがあります。

発注者がシステム開発に必要な工程を理解しておらず、現実的でないスケジュールを設定されてしまうケースです。

納期に間に合わせるために無駄な人員が投入されると、共通認識のもと作業を進めづらくなり、よりスケジュールが遅れてしまうこともあります。

トラブルのリスクを考慮した上で、余裕を持ってスケジュールを組むことが大切です。

システム開発会社の技術力が不足している

システム開発でトラブルが起きる原因として、システム開発会社の技術力が不足していることも考えられます。

システム開発を成功させるためには、受注者の技術力が欠かせません。

技術力が不足していると、スケジュールが遅れたり、プロジェクトを完成できなかったりすることがあります。

さらに、発注者の技術力不足もトラブルの原因となります。

実際に経済産業省の資料では、発注者のIT知識が不足しており、仕様策定が難航したケースが紹介されています。

参照:情報システム・ソフトウェア取引トラブル事例集

システム開発が失敗やトラブルにならないようにするためには?

それでは、上記で紹介したようなシステム開発の失敗を防ぐにはどうすれば良いのでしょうか?

以下で、システム開発のトラブル対策を説明します。

システム開発会社と密にコミュニケーションを取る

システム開発会社に発注する場合、密にコミュニケーションを取ることが重要です。

システム開発会社に丸投げしたり、進捗状況を確認しなかったりすると、希望通りのシステムを開発できずに、修正の必要性が出てきてしまいます。

定期的にミーティングの場を設ける、進捗状況を共有できる仕組み作りをするなど、発注側と受注側が相互にコミュニケーションを図れるように工夫しましょう。

要件定義は活発な議論がある前提で行う

システム開発において、要件定義はスムーズに決まらないものとして認識しておくと良いでしょう。

システム開発会社は発注側の機嫌を取るために、問題点に対応できるそぶりをしたり、営業がマイナスなことを伝えなかったりするケースがあります。

発注側は、要件定義に時間をかけても良いので、問題点を報告・相談を徹底するようにすることが大切です。

開発段階でトラブルが起きてしまうと後戻りができない可能性が高いため、要件定義の段階でしっかりと話し合いましょう。

ユーザーも入念にテストを行う

システム開発のテストを開発会社に全任せするのではなく、発注側も入念にテストを行うことが重要です。

「テストの作業は開発側の業務」と認識し、テスト工程を省略してしまうと、問題点に気づかないままシステムの運用をスタートすることになります。

作業手順や期待値、合格ラインなどを定めた上で、システムのテストを実行するようにしてください。

しっかりと契約を結ぶ

システム開発において、しっかりと契約を結ぶことがトラブルの回避に繋がります。

システム開発でトラブルが起きる原因の一つに、契約内容が不明瞭であることが考えられるためです。

例えば、スケジュールや担当業務、費用など、重要な項目を契約書に記載しましょう。

トラブル発生時に有効な契約書にするためにも、弁護士によるリーガルチェックを受けた契約書を提示することをおすすめします。

システム開発が失敗やトラブルになったらどうすれば良い?

実際にシステム開発でトラブルが発生した場合、どのように対応すれば良いのでしょうか?

システム開発会社と相談する

まずは、システム開発会社と対処法を相談しましょう。

トラブルが発生した原因や状況を明確化した上で、責任の所在や補償内容について、相互の意思を確認します。

さらに、トラブルが再発しないためにはどうすれば良いか、対策方法についても話し合うことが大切です。

両者が共通認識を持てるように、受注書や発注書、議事録など、やり取りした内容を整理しておくことをおすすめします。

弁護士と相談する

どのように対処すべきかわからないという人は、弁護士に相談しましょう。

システム開発会社側も弁護士に相談するケースが多く、法的な知識に基づいて、具体的な対策を取ることが求められます。

システム開発会社との契約書や文書、メールなどの情報を提供し、トラブル解決に向けて動くことが大切です。

ソフトウェア紛争解決センター(ADR)では、弁護士によるサポートを受けられる可能性があります。

他のシステム開発会社に依頼する

システム開発でトラブルが起きてしまった場合、他のシステム開発会社に依頼することも検討しましょう。

トラブルの原因には、システム開発会社の技術力が不足しているというケースも多く、実績のあるシステム開発会社に依頼することで解決できる可能性があります。

ただ、他のシステム開発会社に依頼する際は、現在の途中のソースを新たな会社が改修できるかを事前に相談することが重要です。

もし途中のソースを改修できなければ、新しくシステム開発をスタートさせる必要があります。

フェアシステムが失敗に終わった未完成品システムを引き継いだ事例

フェアシステムは、未完成品のシステムの引継ぎを得意とするシステム受託会社です。

ここでは、失敗した未完成品システムをフェアシステムが引き継いだ事例を紹介します。

未完成のWebサイトをリニューアルした事例

まず紹介する事例が「未完成のWebサイトをリニューアルした事例」です。

Webサイトはこれまで長く使用されていましたが、担当者・制作会社が何度も変更され、ツギハギで構築された状態でした。

制作責任やユーザー導線を意識したWebサイトを作りたいと考え、リニューアルに踏み切ったそうです。

元々はフェアシステム以外の制作会社に依頼していましたが、3ヵ月以上遅延することが判明し、スピーディーに完成してくれる&未完成の状態を引き継いでくれるフェアシステムに依頼することを決意。

公開予定までは1ヵ月しか残されていなかったため、元々担当していた制作会社と協力しながら、予定までにWebサイトを完成させることに成功しました。

機能設計~リリース支援を行った引継ぎ開発事例

続いて紹介するケースが「機能設計からリリース支援までを行った引継ぎ事例」です。

クライアント企業は、元々某ゲームをリリースするために、システム開発を実施していました。

しかし、制作を担当していたスタッフが退職し、細かいところまで構築できていない状態での完成となったそうです。

具体的には、「利用規約」「会員登録機能」「機種変更時の引継ぎ登録機能」のなどの枠組みのシステムがない状態でした。

そこでフェアシステムに依頼し、未完成品の開発を行い無事リリースを実現しました。

ECサイトの検索システムだけを引継ぎ

最後に紹介する事例が「ECサイトの検索システムだけを引き継いだ事例」です。

検索システムという部分的な依頼だったため、クライアント企業のサイトの仕組みを理解する必要がありました。

完成品だと適切な対応方法が明確化しやすいですが、未完成品の場合はソースを使用できるかも分からないため、引き受けるには一定のリスクがあります。

未完成品の引継ぎを断る制作会社が多いのは、このリスクがあることも大きな理由の一つです。

そこで、未完成品でも対応してくれるという理由で、クライアント企業はフェアシステムに依頼。

結果的にクライアント企業のECサイトに合わせた検索システムの構築に成功しました。

未完成システムの引継ぎならフェアシステムへ

今回の記事では、システム開発でトラブルが発生する原因、システム開発で失敗やトラブルを防ぐ方法、失敗に終わった未完成品システムを引き継いだ事例を解説しました。

システム開発で失敗してしまう原因はさまざまです。

要件定義にこだわる、密にコミュニケーションを取るなどして失敗を防ぐことが第一義ですが、もしシステム開発でトラブルが発生し、現状の手段では挽回できなく、未完成品の状態で制作会社に依頼をご検討中の方は、しっかりと課題解決に寄り添ってくれる制作会社を選定することが大切です。

フェアシステムは、未完成品のシステム引継ぎを得意としています。

お客様との予定調和を大切にし、丁寧なコミュニケーションを通してお客様のニーズに応じた提案を行っていますので、ぜひ一度ご相談ください。

>>システム引継ぎのお悩みはシステムトラブル110番